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『パッセージ』(Passage)は、カーペンターズが1977年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては8作目。 == 解説 == 本作は、当初は外部プロデューサーを迎えて制作することも検討された〔。最終的にはリチャード・カーペンター自身がプロデュースを担当するが、リチャードの手によるオリジナル曲は収録されなかった。多くの外部ミュージシャンを招き、実験的な音作りがなされている。 ミュージカル『エヴィータ』の楽曲をカヴァーした「月影のバルコニー〜泣かないでアージェンティーナ」と、カナダのプログレッシブ・ロック・バンドであるクラトゥのカヴァー「星空に愛を (コーリング・オキュパンツ)」の2曲では、ロサンゼルス交響楽団(指揮はピーター・ナイトが担当)や、グレッグ・スミス率いる合唱団が参加。ただし、契約上の問題でロサンゼルス交響楽団の名前は出せなかったため、アルバムのクレジットでは"Overbudget Philharmonic"と記載されている〔。セカンド・ラインのリズムを取り入れた「恋の強がり」では、「スーパースター」「ア・ソング・フォー・ユー」「マスカレード」といったカーペンターズのレパートリーを作曲したレオン・ラッセルがゲスト参加。 本作からは、「ふたりのラヴ・ソング」(全米35位)、「星空に愛を (コーリング・オキュパンツ)」(全米32位)、「スウィート・スマイル」(全米44位)がシングルとしてリリースされた。後にアン・マレーが「想い出にさよなら」をカヴァーし、全米12位まで上昇させた。 「ふたりのラヴ・ソング」は、同時期に日本の女性アイドルグループ、キャンディーズもアルバム『Candy Label』でカヴァーしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パッセージ (カーペンターズのアルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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